しっとりとした食感と肉の旨味が感じられ、熟成香が心地良く香る国内唯一の牛肉で作られた無添加の生ハム。岩手短角和牛Cecina(セシーナ)36か月熟成『Premier』をお楽しみ下さい。

映像提供:  山形村短角牛肥育部会 / 盛岡広域振興局

 


「セシーナ」とは

LEON CECINA

「セシーナ(Cecina)」とは、スペイン北部のレオン地方を中心とした山間部で古くから造られてきた伝統的な生ハムです。牛肉のモモ肉を大西洋の海塩で漬け込み、屋根裏で乾燥熟成させたもので、現地での食べ方は、シンプルにスライスしてそのまま食べたり、はちみつとチーズと合わせて食べられています。

製造した府金伸治さん(株式会社 肉のふがね 代表取締役)は、「スペインのレオンで初めてセシーナを食べた時の衝撃は今でも忘れられません。」と語るほど、食肉に関わるプロや世界中の料理人、美食家に大変人気のある食材です。

 


岩手短角和牛生ハム「セシーナ」とは

「岩手短角和牛セシーナ」は、「いわて短角和牛」と「のだ塩」だけで造る長期熟成生ハムで 、2018年から製造が始まりました。しっとりとした食感と肉の旨味が感じられ、熟成香が心地よく香る国内唯一の無添加の牛肉熟成加工品です。いわて短角和牛の外モモ肉を中心に使用し、塩に漬け込んだあと冷燻、その後1年ほど熟成させて完成します。本商品はさらに2年熟成させた36か月熟成の商品となります。

 

岩手県野田村産のブランド塩「のだの塩」は、古くから三陸沿岸の海水を汲み上げ、薪窯と鉄鍋で数日間煮詰めて造られる伝統の「海水直煮製法」による天然海塩です。

いわて短角和牛は、岩手県北部で「砂鉄」や「塩」の輸送で活躍した「南部牛」をルーツに持ち、同村から内陸部に塩を運んだ「塩の道」の歴史にまつわるエピソードも有名です。

 


 

いわて短角和牛とは

「やませ」という冷たい季節風にさらされる厳しい自然環境で生まれ育った「いわて短角和牛」は、黒毛和牛と比較し、低脂肪で滋味深い赤身の肉質が特長で、おおらかな自然のサイクルにゆだねた飼育方法「夏山冬里方式」で飼育されています。

「夏山冬里方式」とは、春から秋の半ばまで野山に牛を放牧し、秋冬は里の牛舎に下ろす飼育方式で、暖かい時期、牛たちは動きたい時に運動し、おなかが空いたら牧草を食べ、眠くなったら眠るという、自然のサイクルに沿ってのびのびと育ちます。

のびのびと育った牛は、赤身が多くて、「サシ」(脂肪)があまり入っていない、噛めば噛むほど旨みが感じられる肉質で、牛肉本来の旨みを堪能できます。

 

料理人にも認められる‘究極の赤身’

「いわて短角和牛」は、特にもフレンチ、イタリアンのシェフたちの注目を集める食材のひとつです。料理専門誌『料理王国』の牛肉特集では、牛肉の産地として岩手県がNo.1に、牛肉の銘柄では『いわて短角和牛』がNo.1に輝くほど、今注目されている和牛です。霜降り肉のようなやわらかさはないものの、かめばかむほど味わい深く歯ごたえのある食感は、ステーキやローストビーフなど、肉の風味を生かした料理に向いています。

 

いわて短角和牛の未来と、岩手短角和牛セシーナの役割とは

ここまで内容を読んでいただくと、華やかなストーリーばかりと思われますが、いわて短角和牛にも課題はあります。

日本の「和牛」として定められている4種類の一つの「日本短角種」に定められてるにもかかわらず、流通量は和牛全体の中の1%にも満たない量です。ちなみに黒毛和牛は95%。

黒毛和牛より市場評価単価が低く、安定した収入が得られないことからの離農や後継者不足、更には行政が放牧地を閉鎖するなども重なり、いわて短角和牛を育てる環境自体が危ぶまれています。


写真中央 柿木 敏由貴 さん(岩手県久慈市)

写真左 府金伸治さん 右 Olahono リサ

だからこそ「岩手短角和牛セシーナ」へかける想いは、いわて短角和牛のみを生産する岩手県久慈市の柿木敏由貴さんはじめ多くのいわて短角和牛生産者の希望でもあり、これから岩手を背負う新しいブランドに育って欲しいと期待されています。

 


【世界への挑戦と新型コロナウィルス】

2019年12月、「にっぽんの宝物ジャパングランプリ2019」(実行委主催)が東京で開催され、「岩手短角和牛セシーナ」「肉・海産物調理、加工部門」にて最高賞のグランプリを獲得しました。そして2020年2月開催のシンガポールで開かれる世界大会への出場権も獲得しました。

さあ、これから!という時に、新型コロナウィルスが全世界で猛威を振るい、世界大会が延期となりました。世界が注目する大会に出るだけでなく、出るからには世界一をと意気込んで準備していただけに、府金さんはじめ関係者の皆さん、共に現地で世界大会に同行する立場にいた我々Olahonoスタッフも非常に残念でした。

【府金さんの想いと共に】


株式会社 肉のふがね 代表取締役 府金 伸治 さん

しかし、下を向いてばかりいても仕方ありません。

世界大会が行われる予定だった週に再度私たちは集まり、府金さんが「岩手の厳しくも雄大な自然環境だからこそ表現できる岩手ならではの「セシーナ」を人生をかけて造っていきたい」「ワインの様に12か月、24か月、36か月と熟成期間に応じたセシーナの味の違いを多くの方に楽しんで頂きたい」「セシーナを全国・世界の皆さんに知っていただき、岩手県に足をのばしてしてもらうきっかけを作りたい」と熱く語る府金さんの想いに、私たちの心も強く動かされました。

そして、コロナ禍を経て2023年8月に開催された世界大会にて、『Premium Wagyu Division|日本・最高峰牛肉部門』にて見事グランプリを獲得されました!!

3年間分の想いの詰まった大会で結果出て、私たちOlahonoも大変嬉しかったです。

私たちOlahonoは、これからも府金さんはじめ、生産者の皆さん、関わる多くの方々と共に「岩手短角和牛セシーナ」を全国・世界へと届けていきたいと思います。


岩手短角和牛ヌーヴォフェスタについて

自然放牧・交配で育っている「岩手短角和牛」が生まれる春先(2~4月)から約24か月後にあたる時期が、岩手短角和牛を一番美味しく食べられる時期だと言われてます。そこで、毎年4月「旬のある牛肉」である岩手短角和牛の美味しさを知ってもらおう!1年間熟成させたCecina(セシーナ・牛肉の生ハム)を解禁し、皆で味わいお祝いしよう!という目的で、2018年より毎年4月29日(ヨイニクの日)に開催しています。

当日はヨーロッパから取り寄せたカウベルを11時29分(ヨイニクの日のイイニク時間)に鳴らし、地元の方々のみならず、オンラインを通じて全国の方々、遠くは本場スペインのバルセロナやCecina(セシーナ)の本場レオンからもご参加いただくなど、これまで4回開催してきました。

【2019年開催時の11時29分の様子】

【※ 2020年開催時の11時29分の乾杯時の映像】

 

【盛岡市内での受け渡しに関して】

岩手短角和牛の商品は、olahono店舗(盛岡市緑が丘1-17-16)でのお渡しが可能です。現在流行中の新型コロナウィルス感染予防の観点と、店舗が住宅地にあり近隣への迷惑をかけないために、月火木金の午後14-17時まで週4日間で対応させて頂いています。また、感染対策として極力接触時間を少なくするため、現金払いのみならず、カード決済、銀行振り込みも可能です。現金払いの方は、極力お釣りが無いようご協力頂きますよう、よろしくお願い致します。

ご希望の方は、宛にその旨メッセージをお願いします。WEBサイトからご注文いただいた方には、配送料を差し引いた金額で対応させて頂きます。お野菜や調味料など他の商品と合せてのお渡しももちろん可能ですので、お気軽にお問合せ下さい。お電話の場合は019-681-1800までお願いします。

 

<文言における表現について>

*「いわて短角和牛」と「岩手短角和牛・・・生きている状態の牛を「いわて短角和牛」、牛肉になったもの(精肉・加工品)を「岩手短角和牛」と正式な呼称にならって表記しています。

世界唯一の岩手短角和牛生ハム・・・国産牛肉のわずか1%に満たない流通量で、岩手にしかいない「いわて短角和牛」。この牛で、スペインの伝統的牛肉生ハム「セシーナ」の技法にならい、生産に取り組むのは日本で唯一、府金伸治さんだけ。つまり世界で一人だけ、ということで、ここでは「世界唯一の」という表現を使用しています


【商品詳細】

■原料原産地   岩手県

■内容量     36か月熟成セシーナ Premier(プリミエール)約30g/pc

■賞味期限    製造日より45日(要冷蔵)

■保存方法    要冷蔵

※冷蔵便にて発送いたします。

※出荷日は毎週月曜・火曜・木曜・金曜のみとなります。(3日前までにご注文いただけますと、水曜発送も可能です)

※配達時間は、エリアにより出荷翌日午前から翌々日午前が最短納品となります。離島など一部の地域への配送は運送会社の規定上、お届けできないエリアもございます。

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【岩手町:肉のふがね】岩手短角和牛Cecina(セシーナ)(生ハム) 36ヶ月熟成(Premier)

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